
| ■デジスコって、ご存知ですか? 私がはじめてデジスコという言葉を知ったのは、私がいつもチェックしているMYCOM PC WEBという毎日コミュニケーションが主催するIT関連情報サイトに「常識を超える望遠撮影を可能にするデジスコの世界」という記事を読んだときでした。 デジスコ(Digisco)というのは、デジタルカメラ(DIGItal camera)と望遠鏡(SCOpe)から作られた造語で、デジカメと望遠鏡を組み合わせて撮影を行う方法のことをさします。 フィールドスコープにデジタルカメラを接続して、2000mm〜4000mmという超望遠撮影が出来ます。FZ1にテレコンをつけて写真を撮っていた私は、このデジスコなるものに非常に興味を持ちました。何しろテレコン二連結でズームするよりもはるかに高倍率でズームできるのですから、もう、驚きでした。 デジスコは、コリメート法による撮影です。望遠鏡の接眼部にデジカメを押し付けて撮影する方法をコリメート法といいます。もともと天体観測の世界では一般的な撮影方式だったようですね。 デジスコは、フィールドスコープのアイピースにデジタルカメラを接続して撮影しますが、これまでFZ1にテレコンを接続して撮影してきた方法もテレコンがフィールドスコープに変わったと思えば、原理としては同じですね。 ただ、倍率はまったく違いますが、... 今私の手元には、30倍と60倍のアイピースがあります。これに3倍ズーム(多くのデジカメは35o換算では105o〜110oくらいですね。)のデジカメを接続した場合に、どれくらいの焦点距離になるかというと、次のようになります。 ワイド端 テレ端 30倍の場合 35mm×30=1,050mm 105mm30=3,150mm 60倍の場合 35mm×30=1,050mm 105mm×60=6,300mm これは、60ミリクラスのフィールドスコープの場合で、80ミリクラスのもので60倍のアイピースを使うと75倍となりますから、なんと105mm×75=7,875mmというとんでもない焦点距離となります。 これを一眼レフカメラで実現しようとすると、ニコンのカタログに載っているAF-S Nikkor ED600mmF4DUという600mmのレンズは定価が120万円ですから、3,000mmのレンズを作ろうとしたらいくらかかるのでしょうね。 ■デジスコ人気の理由 レンズの性能を示すものとして、よくF値というのが使われています。私も、写真を撮り始めるまではよくわかりませんでしたが(実は今でもよくわかっていないのですが...)、F値というのは、レンズの絞りの数値のことで、「Fナンバー」や「絞り値」などとも呼ばれています。 カメラには絞りというものがあります。これは、目の瞳孔のようなもので、入ってくる光の量を調整する役割をしています。 F値はこの絞りを数値化したもので、F1:1.4のような比で表しますが、F/1.4やF1.4のように省略して表すのが一般的です。 F値の計算式は以下になります。 F値(F) = 焦点距離(f) ÷ 有効口径(D) F値は、ルート2(実用上約1.4として計算)の倍数(n乗)を一単位とし、慣用的に1, 1.4, 2, 2.8, 4, 5.6, 8, 11, 16, 22といった並び順になっています。数値が一段階大きくなると、レンズを通過する光の量は半分になります。(これは、光が通過する穴の直径がルート1/2となり、そのときの面積はルート1/2の2乗=1/2となるためです。) F値が小さいと、 ・シャッタースピードを速くできる(手ブレの防止や動きが速いものを撮影するのに便利) ・被写界深度が浅くなる(背景を大きくぼかすことができる) ・ファインダーの画像が明るく見やすい といったメリットがあります。 ニコンの600mmレンズはF値が4となっています。高いだけあって明るいレンズですね。 では、デジスコではどうでしょう?私が使っているKOWAのTSN-664は、口径が66mmですので、計算式により計算しますと 1,050mmの場合がF3.99 3,150mmの場合がF6.91 6,300mmの場合がF8.13 となります。F値だけで比べるのはどうかと思いますが、1,050mmの場合でも120万円もする600mmのレンズのF値と同じということになります。 これはすごいことです。比較的簡単に超望遠でかつ高画質な写真が撮れるデジスコの魅力といえるでしょう。 |
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