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KOWAのTSN664にNikonのアイピースを使う

私のデジスコライフは、VA-1とFZ1の組み合わせで始まったわけですが、カメラ側の高倍率ズームに頼るせいか、テレ側では画像が暗くなる感じがします。また、カメラが200万画素のためか、背景のボケが少し粗いような気がしていました。
そこで、協栄産業の店員さんに聞いたり、DIGISCO.COMの掲示板を見たりしてわかったのは、アイピースで倍率を稼ぎ、カメラ側ではズームを抑えた方がきれいに撮れるということです。
すなわち、同じ90倍でも、30倍アイピース+デジカメ3倍ズームより、60倍アイピース+デジカメ1.5倍ズームのほうが画像がきれいだということです。

KOWAのスコープTSN664には、専用のアイピースがあります。KOWAの公式サイトを見ると7種類あります。TSE-21WD、TSE-14WD、TSE-17WDが、それぞれ20倍、30倍、25倍の、新しいアイピースで全面マルチコートを施すことにより、より明るく周辺まで歪の少ないシャープでクリアに見えるようになっているようです。

いずれも見かけ視界が広いワイドタイプとなっています。
見掛け視界の広いワイドタイプの接眼レンズを使用することでケラレを解消(軽減)することができます。
アイポイントとデジタルカメラの絞りの位置が離れている時に、写真上では周辺減光として写ります。つまり、アイポイントとデジタルカメラの絞りの位置が一致したときに周辺減光が無くなります。ですが、ほとんどのデジタルカメラでは、絞りがスコープの接眼レンズのアイポイントより内側にあるため、ケラレが発生してしまいます。

また、TSE-17WDは、アイレリーフが32mmと他のアイピースの20mmに比べデジカメでの撮影を意識したものになっています。
アイポイントの長いロングアイレリーフタイプの接眼レンズを使用することでケラレを解消(軽減)することが出来 ます。ほとんどのデジタルカメラにおいて、ロングアイレリーフタイプがオススメとされる理由はここにあるわけです。

ただし、実際の撮影の場合は、デジタルカメラのズームを使用することもあり、2つの理由が重なり合ってケラレが発生しています。そのため、デジタルカメラのズーム全域でケラレを無くすことは難しくなります。一部のアイピースとデジタルカメラの組み合わせでは、全域でケラレなしというのもあります。
ほとんどの場合、デジタルカメラのズームを望遠側(テレ側)にすることでケラレを解消することが出来るようですが、テレ側にしてもケラレを解消できないものもありますので、購入の際には、注意が必要です。

さて、新しいアイピースは何を選ぶかなんですが、その前に、新しいデジカメの紹介です。
デジスコ用のデジカメの定番は、NikonのクールピクスE4300です。しかし、このカメラはすでに製造中止となっています。それにシャッターラグが遅く、連写も遅いということでした。今さら、動作の遅いカメラは買いたくないなあと思っていると、デジスコ向きな2台のカメラが発売されました。ソニーのサイバーショットDSC-W1とニコンのクールピクスE5200です。530万画素と510万画素という高画質で、キビキビと動く、甲乙つけがたいカメラです。
毎週のようにカメラ店に行き、両方のカメラを比べ悩みました。DSC-W1の2.5インチの大型液晶モニターは、非常に魅力的でしたが、メモリースティックを買い足さなければならないのがネックでした。悩んだ挙句クールピクスE5200にしました。最後の決め手は、今もっている10MB/秒のSDカードがそのまま使えることとデジスコ用にカメラアダプターFSB-1があることでした。
FSB-1にはシャッターレリーズもついており、ニコンの新型アイピースにはネジ1本で接続できるという優れものです。
E5200は、99ポイントのAFエリアを選択できるようになっており、カワセミの嘴の先を開けて撮りたいときなど、カメラを固定したあとAFエリアを移動させることができます。便利な機能ですが99ポイント必要かどうかは、疑問です。
残念なことは、シャッタースピードや絞り値がモニターに表示されないことと、せっかく買ったマイバッテリーPROが使えないことです。

TSN664とE5200

30XWFA-P(30倍)

60xWDS(60倍)
カメラも入手し、後はアイピースです。
KOWAのアイピースにはDA-1というデジタルカメラを接続するための専用アダプターが用意されています。しかし、デジスココムのアダプターP1を使えば、FSB-1と簡単に接続できます。
ということで、30倍のTSE-14WBとP1アダプターの組み合わせにしようかと思ったのですが、デジスココムからニコンのアイピースを改良したKOWA用のターボアダプター30XWFA-P発売されていることを知り、またまた選択に悩んでしまいました。
悩んだ理由は、ターボアダプター30XWFA-Pの変換アダプターを使えば、ニコンの60倍アイピース60xWDSがKOWAのスコープで使えるからです。KOWAには、60倍のアイピースはありませんので、ニコンの60倍アイピースが使えることは非常に魅力的でした。
ただ、30XWFA-Pは、構造上100m〜∞は合焦しないという欠点があります。観察中心でデジスコもやりたいという人には、TSE-14WBの方がよさそうです。
これまた悩んだ挙句、ターボアダプター30XWFA-Pを購入することにしました。その後、ニコンのアイピース60xDSを購入したことは言うまでもありません。
使ってみた感想ですが、アイピースに直接デジカメが接続できるので、セッティングが楽で、アイピースの交換もスムーズにできます。画像の方は、TSE-14WDを持っていないので比較できませんが、30XWFA-Pの画像は気に入っています。
画像は、Bird Galleryにありますので見てください。
60倍アイピースですが、私のフィールドではカワセミまでの距離があるので、60倍アイピースは非常に重宝しています。しかし、ちょっと機材に触れただけでもブレてしまいます。バストアップ写真を狙っているのですが、成功率は非常に低く、撮った写真が全部ボツということもあります。機材の揺れに注意しながら撮っていますが、まだまだ未熟で、練習が必要です。