一眼デジカメに限らず、写真を撮影する時には、構図を気にしながら撮影しますよね。撮った写真は、すべて日の丸構図という人もいるかもしれませんが....(写真の構図については、FZ1を使いこなそうの「写真の構図その1」、「その2」で説明しています。)
また、写真を撮るときには気がつかなかったが、あとでパソコンで見ると余計なものが写っていていたとかいったこともあります。
こういう場合には、トリミング(切り取り)をすることにより、余計なものを切り取ったり、構図を変更したりすることができます。
また、「D70で撮影した写真をトリミングする」でも紹介しているように、トリミングにより小さな被写体を大きく見せることも可能です。被写体を300ミリズームレンズで撮影した場合でも、トリミングにより500ミリズームレンズで撮影した場合と同じ大きさに見せることができます。
私のように野鳥の撮影をしている者にとっては、ついつい撮影した野鳥を大きく見せようとしてトリミングしてホームページにアップしたりすることがあります。
今回は、このトリミングについて、少し考えてみましょう。
トリミングにはこれによる画質低下がつきものなので、まず、画質に関係する画素数について考えてみましょう。
デジタルカメラで200万画素とか500万画素とかいいますが、この画素数(ピクセルともいいます。)は、解像度を表します。
600万画素とは600万個の点で写真を表現できるということで、この数が多いほど解像感があるということになります。
200万画素のFZ1は、記録画素数は、1600×1200画素、1280×960画素、640×480画素の3種類で記録できるようになっています。
これらは、それぞれ
1600×1200=192万画素
1280×960=123万画素
640×480=31万画素
で記録しているわけです。
500万画素のクールピクスE5200やサイバーショットW1であれば、
2,592 x 1,944=503万画素
300万画素のデジカメであれば
2,048 x 1,536=314万画素
という最大記録画素になります。
一般にウェブサイトで使われている画像のサイズは640×480画素です。500万画素のデジタルカメラで撮影しても、2,592
x 1,944画素でアップする人はまずいません。たいてい640×480画素にリサイズしているでしょう。
12倍ズームのデジカメのテレ端で野鳥を撮影するとして、これを2,592 x 1,944=503万画素で記録したのち640×480=31万画素にリサイズした写真に写っている野鳥と640×480=31万画素で記録した野鳥の大きさは当然のことながら同じ大きさです。
下にある画像はデジスコで撮影したもので、上段左から、1倍(ワイド端)、2倍、3倍(テレ端)とズームして撮影したものです。2,592
x 1,944画素で記録したものを640×480画素にリサイズしています。
次に、1倍(ワイド端)2,592 x 1,944画素で撮影した画像をトリミングのうえリサイズしてズームで撮影した被写体とほぼ同じくらいの大きさになるようにしてみたのが下段の画像です。
1倍の画像を半分の大きさ(1296×972画素)でトリミングすれば2倍ズームと、3分の1(864×648画素)の大きさでトリミングすれば3倍ズームとそれぞれ同じ大きさになります。
当然のことですが、3倍ズームで撮影した画像を、半分の大きさでトリミングすれば6倍ズームと同じ大きさになります。

1倍 |

2倍 |

3倍 |

1296×972でトリミングして
640×480にリサイズ |

864×648でトリミングして
640×480にリサイズ |

3倍ズームで撮影した画像を
1296×972でトリミング |
864×648でトリミングした場合、パソコン上でもかなり画像が粗くなっていることがわかります。