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カワセミとの出会い

コバルトブルーの羽にオレンジ色の体という派手な色彩の上にかわいらしい体型をした鳥なのでバードウォッチャーにはとても人気があります。また比較的観察しやすく撮影が容易なのも影響しているのかもしれません。
こういう私もカワセミに魅せられたひとりです。そもそもの始まりは、パナソニックのFZ1というデジタルカメラを購入したことからでした。FZ1は、200万画素とはいえ画像もそこそこきれいで、12倍ズーム35ミリ換算で420ミリ、おまけにズーム時においてもF値が2.8という発売当時では爆発的な人気を生んだデジタルカメラでした。
以前からカメラに興味があったものの、やたらとレンズの種類も多く値段も高いというイメージがあって、なんとなく敷居の高かった感じのする一眼レフの世界に一歩引いた感じだったのですが、FZ1だったらなんとなく気軽に撮影ができるのではないかと手に入れました。
最初は身近にある花の写真や風景を撮っていましたが、せっかくのズームを生かせるものはなんだろうと考え、思い浮かんだのが野鳥だったわけです。
FZ1を持って近くの公園に行き、木に止まっていたり、地面で餌をついばんでいる鳥を撮りはじめました。鳥の名前なんかは聞いたことはあっても、それがどれなのかなんていうことはまったくわからないといったレベルからのスタートでした。当然今でも見たことがない野鳥がたくさんいます。
写真に撮って、自宅でパソコンに取り込み、画像と図鑑を交互に見比べてみます。最初の頃撮っていた野鳥は、ヒヨドリ、ツグミ、ムクドリといった鳥たちでした。最近では気にしなくなってしまいましたが、その頃は、これらを夢中で撮影していました。そして、もう少し大きく撮りたいと野鳥を撮り始めると誰もがはまり込んでしまう沼に足を突っ込んでしまったのです。
レンズの先にテレコンという拡大レンズを付けることによって焦点距離が伸びることを知った私は、早速テレコンを手に入れました。オリンパスのテレコンTCON-17です。このテレコンを付けるためにブタバラアダプターなるものが、存在することも知り、手にいれたのでした。
それからテレコンを繋げればもう少し焦点距離を伸ばすことができることに気がついた私は、富士フィルムのFX-9を手に入れました。計算上420mm×1.7×1.5=1,071mmとなったわけです(実際には、テレコンの倍率は公称の数字よりも少し倍率が低いようなので、ここまではいかないかもしれません。)。
さてこれで何を撮るか?
図鑑を眺めていると、コバルトブルーのきれいな鳥が目に付きました。カワセミです。よしこのカワセミを撮ろう。撮影対象は決まりました。だが、このカワセミはどこにいるんだ??
早速、インターネットでカワセミについて検索してみました。近くにカワセミはいないだろうか?そして発見したのが理窓会記念自然公園でした。この公園内には「ひょうたん池」という池があり、ここにカワセミが現れるという。記事は2、3年前のものだったので、今でもいるのかどうかは心配でしたが、とにかくFZ1とテレコン2連結、コンパクトチェアーをもってひょうたん池に行ってみました。
利根運河沿いを歩いて「ひょうたん池」に着いてみると意外と大きな池でした。カワセミについての知識もまったくなく場当たり的にやってきてしまった私は、どの辺りにとまるのかもわからず、池の辺にコンパクトチェアーを据えてじっと座って待つことにしました。
ここは、公園というくらいだから当然、人がやってきます。遊歩道は近隣の人たちの散歩コースになっています。コンパクトチェアに座りじっと待ちますが、何の変化もなく時間が過ぎていきます。本当にこんなところにカワセミが飛んでくるんだろうか?ちょっと不安になってきました。
すると突然、チィチィッーという音が聞こえたかと思ったら、水面低く飛んできた鳥が、私の正面の対岸近くの水面にちょこんと飛び出した杭に止まるのが見えました。近眼の私には小さすぎてどんな鳥かはよくわかりません。双眼鏡すら持たずにやってきた超初心者ですから....とにかく写真に撮っておこうとFZ1を構えます。1.5インチのカメラの液晶を見ると小さく青い鳥が写っています。なんと、図鑑で見たカワセミが小さく写っているではありませんか。カワセミだぁ?!心臓の鼓動が急激に速くなった。シャッター押さなきゃ!!
夢中でシャッターを切ります。あとでわかるのですが、撮った写真はすべてピンボケ写真でした。いくら手ブレ補正機能付とはいえ、テレコン連結でひじを伸ばしてシャッターを押すのは無謀でした。
帰り際、運河の遊歩道から何気なしにひょうたん池を見ると、手前のワイヤーのところになんとカワセミが止まっているではありませんか。急いでバッグからカメラを取り出し、シャッターを押します。
これが私とカワセミの付き合いの始まりで、すっかりカワセミの魅力にはまってしまった私は、以後、毎週のようにカワセミを撮影しています。
記念すべきカワセミ写真第1号はピンボケで恥かし(^^ゞ 帰り際にいてくれたカワセミ君ありがとう

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